ワルシャワからショートトリップ!ルブリンでポーランドの16世紀を感じる

ワルシャワからショートトリップ!ルブリンでポーランドの歴史を感じる 観光
ワルシャワからショートトリップ!ルブリンでポーランドの歴史を感じる

ワルシャワに在住の方、もしくは観光でワルシャワに滞在中の方、魅力あふれるポーランドをもっと味わいたいですよね!そんな方のために今回はワルシャワからショートトリップ出来る街ルブリンをご紹介します。

16世紀のポーランドを感じる街、かつ人混みも少なく静かな街なので穴場的観光スポットです!

ポーランドの南東に位置する“ルブリン”の特徴

ルブリンLublinはポーランドの南東に位置しており、ワルシャワから170Km、クラクフから270Kmのところにあります。

特徴①ルブリン県の県都でポーランドで9番目に大きい都市。

特徴②16世紀の建物が現存する中世の雰囲気漂う街。

ルブリンMIEJSCE INSPIRACJI
MIEJSCE INSPIRACJI

現在ルブリンは「Place of lnspiration Program」というプログラムに取り組んでおり、ルブリンの街の遺産や雰囲気について学び、体験することができる場所に「MIEJSCE INSPIRACJI(インスピレーションの場所)」というエンブレムが張られています。このプログラムのガイドさんもいるそうで、街全体で歴史や文化の継承に力を入れているのが感じられます。訪れた際にはこのマークを探して散策するのもいいですね。

なぜ穴場観光スポットなのか

なぜ穴場なのかというと、知名度はそんなに高くないけれど歴史が色濃く残る街だからです。

①16世紀の建物が現存する
ルブリンには14世紀から16世紀の建物が残っています。

②16世紀当時の料理が食べられる
16世紀当時ルブリンの家庭で食されていた料理を提供しているレストランがあります。

ルブリンという名前が12世紀に誕生してから800年以上経っているので、結構歴史が古い町ですね。

観光スポット

では具体的にルブリンで見てほしいスポットを紹介していきます。

見るところがたくさんあるわけではないですが、各スポットは歴史が濃いですので時間をかけてじっくりと見ていただきたいスポットです。

クラクフ門~旧市街

見どころ①クラクフ門

クラクフ門を撮影した写真
クラクフ門

ルブリン旧市街の入り口。14世紀にされ、当時のポーランド王国の首都だったクラクフの方角を向いているのでクラクフ門と呼ばれています。年代を感じる赤レンガの門はひときわ目立っています。

クラクフ門の中を撮影した写真
クラクフ門の中

この門を抜けると中世の街並みが広がります。

見どころ②16世紀の建物&当時のポーランドの家庭料理

ルブリン旧市街の様子を撮影した写真
ルブリン旧市街の様子

左側の建物が16世紀から残っている建造物です。右隣の赤い壁の建物がレストランになっています。

16世紀から残る建物を撮影した写真
16世紀から残る建物

年代を感じます。レストランは上で紹介した「MIEJSCE INSPIRACJIの」マークがありました。

右隣のレストラン“MANDRAGORAマンドラゴラ”も「MIEJSCE INSPIRACJI」を受賞していて、16世紀当時ルブリンの家庭で食されていた料理を提供しています。

ユダヤ料理を撮影した写真
レバーのオニオンソース

レシピも当時のものが受け継がれたものだそうで人気のレストランです。なかなか当時の料理が食べられるお店はないので是非立ち寄っていただきたいレストランです。14時頃入ったのですが、結構混んでいたせいか料理が出てくるのが遅かったですが雰囲気、味は良かったです。

詳しくは別記事で紹介しています。

ルブリンでユダヤ料理が食べられるおすすめレストラン3選!

ルブリンの旧市街を撮影した写真
ルブリン城に続く門

ルブリンの旧市街は一見塗装もきれいで新しい雰囲気を感じますが、ところどころかつてのままなのかとても古い雰囲気のままの建物が挟まれていてそれはそれで面白いですね。

ルブリンに続く門を撮影した写真
ルブリン城に続く門

旧市街を進むとこのような門がありこの先にルブリン城があります。ルブリンの旧市街は門で囲まれているんですね。

ルブリン城

ルブリン城は14世紀に建築され、17世紀には一度なくなっています。お城とは言いますが、19世紀から20世紀の128年間はポーランド国家に反対する者をとらえておく場所でした。1954年に改修工事が行われたのち文化的な目的のために改築されたお城です。

ルブリン城を撮影した写真
ルブリン城

見どころ①三位一体の礼拝堂
14世紀から残る礼拝堂。ルブリン城は17世紀に一度なくなっているというお話をしましたが、この礼拝堂は唯一14世紀から現存している建物です。礼拝堂の内部は1418年に完成した絵画で覆われていています。

見どころ②天守閣

天守閣を撮影した写真
天守閣

ロマネスク様式の天守閣はルブリン地方で最も古い建物の一つで、中は展望台になっています。

ルブリンへの行き方

ルブリンへ行く手段は電車、バス、飛行機で行くことができます。ルブリン空港の国際線はイギリスやノルウェーにも直行便があります。詳しくは空港の公式HPをご覧ください。

ワルシャワからルブリン

ワルシャワからルブリンまで電車とバスの所要時間と料金を以下の表にまとめました。

手段所要時間料金駅・バス停から旧市街
電車2時間~3時間1等車59zl (1765円1zł=29.93)
2等車30.9zl (929円)
徒歩約30分
バス2時間~3時間20zl~40zl (598円~1197円)徒歩約10分
ワルシャワからルブリンへのアクセス

電車は1時間半に一本、バスは時間帯にもよりますが1時間に1本以上運航していますので、ワルシャワからルブリンはバスの方がコスパが良いです。

クラクフからルブリン

クラクフからルブリンに行く場合の手段や時間などは以下の表にまとめてあります。

手段所要時間料金駅・バス停から旧市街
電車4.5時間~5.5時間1等車82zł(2454円1zł=29.93)
2等車62zł(1855円)
徒歩約30分
バス4時間~5時間40zł~60zł(1197円~1796円)徒歩約10分
クラクフからルブリンへのアクセス

電車は直行便も少なく、乗り換え便を利用すると6時間以上かかってしまうのでクラクフからはバスが効率がいいです。

ルブリン城からクラクフ門まではとにかくまっすぐ進めば着きます。この地図では道が少ないように見えますが、旧市街は細い道もたくさんあり、色々なお店や劇場が入っていて散策するところがたくさん!

  • ポーランド国内の電車の調べ方・・・PKT Intercity
  • ポーランド国内のバスの調べ方・・・BlaBlaCar

ポーランドの公共交通機関を使うならばこの二つは必須です。

市内交通

ルブリン市内はトロリーバスで移動することができます。事前にバス停付近にある機会でチケットを買って、バスの入り口付近で刻印して乗ります。

・30分券・・・3.2zl(96円 1zł=29.93)
・60分券・・・3.6zl(108円)
・2時間券・・・5zl(150円)

〇ルブリン駅から旧市街
「Rando Sportowców NŻ」から1番のバスに乗り5つ目の停留所「Brama Krakowska」で降りる。(約20分)

〇ルブリン駅からルブリン城
「Dworzec Gł.PKS」 2から17番のバスに乗り6つ目の停留所「Zamkowa9」で降りる(約32分)

バス停の各名称

バス停の各名称は以下の通りです。

  • ルブリン城裏のバス停・・・Lublin Al. Tysiąclecia 6(高速バスの停留所)
  • ルブリン駅のバス停・・・Rando Sportowców NŻ(駅前)、Dworzec Gł.PKS 2(駅から390m)
  • クラクフ門近くのバス停・・・Brama Krakowska
  • ルブリン城近くのバス停・・・Zamkowa9

ポーランド語は独自の文字があるので読みにくいですね。実際バスを使うときは文字で認識していたほうが良いので、これらを参考にしてみてください。

まとめ

ルブリンはポーランドで一番歴史を肌で感じられる場所だと思います。広い街というわけではないので、1日で観光することができます。

ワルシャワからも日帰りで訪れることができる場所ですのでポーランド旅行に来た際にはぜひ訪れていただきたいスポットです。

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